絶賛不妊治療中です。
と言っても何か手術をするわけじゃないんですが・・・
さて今回は「子宮卵管造影」の体験をお話致します。
不妊の検査をする人の多くが通る道なので、参考になれば幸いです。
子宮卵管造影検査とは
子宮卵管造影検査は
- 卵管が詰まっていないかどうか
- 子宮の形に異常がないかどうか
等を調べる検査。
これを調べることにより、自然な妊娠が可能かどうかの要素をチェックすることができます。
※妊娠要素は1つじゃないので💦こんな表現になります(^^;)
この検査で、きちんと子宮と卵管が通っているのが確認できれば問題なしなのですが💦
卵管が詰まっていたり、内膜症の癒着等で狭窄していると卵子が子宮にたどり着けないので、それは不妊の原因の1つとして対策を必要とします。
長い時間タイミング療法を行ってもなかなか子供が出来ない場合、きちんと排卵していない可能性も考えられるため、この検査を行って確認した方が良いでしょう。
個人的には無駄にタイミング取り続けたのを後悔したので、先に受けて欲しい検査です。
因みに、不妊治療専門院だとかなり早い段階からチェックをする病院も多いです。
※受けるタイミングは院の方針によるので、詳しくはかかりつけのお医者様にご確認ください。
卵管が詰まっていたり狭窄していた場合
この検査で異常が見つかった場合、
子宮に近い部分に詰まりやねじれがある場合は、管を通して治す手立てが取られることがありますが、卵巣に近い部分に問題があったり、違った理由できちんと機能していない場合は自然妊娠がとても難しいと判断されることもあります。
そう言った場合は、卵巣と子宮が機能していること前提になりますが
人工授精(AIH)や体外受精(IVF)に進むことになります。
アヤセも体外受精を指導されました
先にお伝えしておくと、アヤセも普通の婦人科で左右卵管狭窄を指摘されたのと夫の精子の機能に異常があったために
体外受精を検討するように指導を受けました。
今回のレポートは、転院先の不妊治療専門院で行った2回目の子宮卵管造影検査検査についてをお伝えいたします。
子宮卵管造影って痛いの?
子宮卵管造影検査は痛いとか痛くないとか噂を聞きますが、人によるようです。
一例に
- 大丈夫な人は痛くない
- 詰まってたりすると痛い
とそんな感じだそうですが、多分その通りかなと。
アヤセは問題ありなので、とても痛かったです。
子宮卵管造影検査の種類
子宮卵管造影検査の種類について、アヤセが病院に確認したところ
概ね3つの方法があると教えてもらいました。
- レントゲン&造影剤の検査
- 塩水による通水&エコー検査
- ガス式の検査
設備が比較的新しい病院は概ね①番のレントゲン&造影剤で行うのが主流で、長く営業している病院では②番の通水や③番のガス式で行う所もあるのだとか。
そのなかでも
一番精度の高い検査は1番のレントゲン&造影剤のタイプとの事。
今回アヤセは不妊治療専門院で①番のレントゲン&造影剤検査を行ってきたので、その様子を振り返ってレポート致します。
アヤセが受けた子宮卵管造影検査をご案内
今回ご案内するのはアヤセが受けた不妊治療専門院による子宮卵管造影検査。
かかりつけた医院では、初診から半月以内に検査を行いました。普通の婦人科では初診から11か月後の検査だったので・・・さすが不妊治療専門院は
超早いw
検査を受けるタイミングとしては、生理を終えた直後に行いました。たとえば生理開始をD1とする場合、D5で行いました。詳しくはお医者様から説明もありますので、体調に合わせて予約してください🐰
子宮卵管造影検査に必要な持ち物
子宮卵管造影検査の装備を持ち物は、先の画像にもありますが以下の通り
- 全体的に楽な格好
- 汚れても大丈夫な長いスカート
- A4の紙が入るバッグ
- 生理用パッド
因みに、勿論お金も必要です。
お金は1万円位もっていたら大丈夫でしたが、院によって多少の差が出ますので詳しくは医師や看護師にご相談ください。
①全体的に楽な格好
人によっては苦しい検査になるので、楽な格好がオススメ。
基本的に痛くない検査との事ですが、卵管が詰まっていたり問題があると痛いそうです。
アヤセは痛かったので💦苦しくなってしまいました。選べるなら締め付けのない楽な格好が良いと思います。
②汚れても大丈夫な長いスカート
アヤセがお願いした医院では、先に処置室で子宮にカテーテルを装着してから歩いてレントゲン室に向かう必要があるため、長いスカートを着用するように指導されました。
また、多少出血する可能性もあるので汚れが目立たない色のものが良いとの事でした。
③A4が入るバッグ
A4バッグは、検査結果を配布される可能性があるのと脱いだストッキングやショーツを持って移動しなきゃいけなかったので用意しています。
オシャンティなミニバッグだとパンツがはみ出て恥ずかしいので、この日だけは大きめバッグがオススメ!
④生理用パッド持参
術後に出血する可能性があるのと造影剤が多少出てくるかもしれないと言われたので、生理用パッドをショーツに装着して準備しました。
実際、器具の取り付けなどで出血してしまったので(これは仕方ない)2~3日必要でした。
お化粧は?ご飯は食べても大丈夫?
子宮卵管造形の際、お化粧をしたり事前にご飯を食べたりしても大丈夫か心配になりますが、どちらも大丈夫でした。
入院するわけでもないし、特に血液検査を行う予定が無ければ問題ないでしょう。
但し院によって方針が違う場合もあるので、詳しくは担当医にご相談を。
診察手順とアヤセの検査結果
続いて、診察手順と検査結果についてご案内します。
今回、アヤセは前院で行った通水検査が死ぬほど痛かった旨お話したら「痛み止め」を2種処方してもらえました。※痛み止め無しでやることが多いです、痛いのが嫌な人は事前に「痛いの嫌です」「痛いと失神します」と言うような内容を先生に伝えておくのがオススメです。但し痛み止め打ってもやっぱり痛いですよ。
痛み止めは「ボルタレン座薬」と筋肉注射(薬剤名忘れました)の2点。事前に注射を打ってもらいお手洗いで自分で座薬を挿入して・・・待つ事15分ほど。
薬が体に巡ったところでカテーテル挿入に呼ばれました。
処置室でカテーテルを装着
お願いした医院ではカテーテル(管みたいなやつ)装着する処置室に行ってから、レントゲン室に歩いて移動して造影をする運びで行われました。
なので例の椅子でカテーテルを装着したら、そのままソロソロとレントゲン室まで歩いて行く事に(^^;)
装着時の違和感以外、特に強い痛みはありませんでしたが💦複雑な気持ちになりました。
この移動時にパンツが履けないために、スカートが推奨されています。
また、このカテーテル装着で出血することもあるので汚れが目立たない色がオススメです。
そしてレントゲン室へ
カテーテルを装着してレントゲン室に着いたら、レントゲン台に仰向けになり、造影を行います。
スカートをまくり上げる(または脱ぐ)事になるので、必要以上の露出にならない様にタオルをかけてもらえました。
上の図の通り、横たわったお腹の上にレントゲンがある状態で行われます。
お腹の上にあるレントゲンで撮影しながら、目の前にあるモニターで確認する感じでした。
そして、医師の指示に従いながら脚やおなかの位置を動かします。
造影手順紹介
イメージ図になっちゃいますが、撮影開始はこんな感じ。
『お腹のこのあたりが子宮ですよ』と、先生から教えてもらいながらへ~って感じで眺めてました。
骨盤の骨とカテーテルが白く映し出されて、子宮は何となくあるなぁと言った感じ。
因みにこの時はまだ痛みはありません。
めっちゃドキドキしましたが・・・。
続いて、造影剤挿入!
この時に『はい、ちょっと痛いかもしれないですよ』と言われながら、バルーン膨張と造影剤が挿入されました。
画像の通り、造影剤が入ったところが白く映し出されました。
おほ~!!本当に子宮ってこんな形なのね♪
なんて思ってましたが、実はそれどころではありませんでした(´;ω;`)
この時、正常に卵管通ってる人は特に痛くないそうですが💦
アヤセはめっちゃ痛かったです。
痛みの感覚としては
メチャクチャ重い生理痛
そんな感じ。
生理痛が酷くて
今日はもう立てない!何もできない!!!
って日と似たような感覚。
先生や看護師さんから「息をゆっくり吐いて」「もうすぐ終わりますからね」と励まされながら、おなかを左右に動かすよう指示されて必死に従ってました。
そして造影剤の抜けを確認
造影剤を入れて子宮と左右の卵管をしっかり移した後、造影剤がしゅ~っと抜けて行くのも確認しました。
この時に左右綺麗に消えて行くのがイイ感じらしいんですが、アヤセは右側の先がクチャクチャに残ってしまいました💦
『どっちが痛かった?』と聞かれて
どっちかというと右!と思いましたが、やっぱり右が良くなかったみたいです。
ここまで見て、検査自体は終了。
立てますか?と聞かれたので失神寸前だったら休ませてもらえるみたいですが💦
アヤセはめっちゃ興奮して映像をみてたので「大丈夫です~」と言ってさっさと退出させてもらいました。
実際の写真も公開
いきなり生々しい感じになってスミマセン、造影剤の抜け写真だけ貰えました。
仰向けで撮影する形なので向かって右左は図の通りです。
真ん中にあるひし形が子宮で、左右にぴゅーと伸びてる白い線が卵管。
診断結果
アヤセの診断結果は
右卵管→捻転(使えないかも)
左卵管→正常
という結果になりました。
左は造影剤が綺麗に抜けたので問題なし。
右は細い卵管の先に脳みそみたいな感じでクチャクチャした像が残っているのが確認できるので「多分捻転していて卵が通れない状態」との事。
検査は1回だけじゃわからない事も
実は不妊治療専門院に転院する前に、普通の婦人科でも検査をしていました。
そこでは「多分両方ダメ」と聞いていたので、目の前が真っ暗になる位の衝撃を受けました。
再検査するかどうかは自身の希望や院の方針にも寄りますが、転院先で再検査をすることで、今回片方使えると聞いただけでもかなり安心しました。
片方だけ機能していた
両方の卵管が使えないなら、即体外受精を考えていたのですが
左が使えるようなので、左排卵の時だけタイミングを取るって事も視野に入れて考えましょうかと言う話になりました。
と言う事で、アヤセは毎月のエコー確認時に
”左排卵”際にタイミング又は人工授精(AIH)を試み
”右排卵”の時は何もしない。
という処置で進める事になりました。
※後日、夫の精子の元気がどんどんなくなってしまったので💦AIHを断念して体外受精することになりました。
気になるお値段は?
子宮卵管造影の気になるお値段。
¥9,060
でした。
検査の内容や自費部分の都合によって価格が変わりますが、都内の某院でアヤセが受けたのはこんな感じ。
因みに、アヤセはそもそも「前痛い思いをしたので痛いのは嫌」と伝えていたので、事前に痛み止めの注射と座薬を処方してもらったのでその価格も含まれています。
普通婦人科の通水検査費用【オマケ】
参考までに、前に通っていた普通の婦人科で行った通水テストの代金はこんな感じ。
写真にありませんが、上の写真にある料金に+抗生物質代が入るので
¥5,780
先ほどの料金に比べて大きく違うのは初診料、画像費、造影剤料、痛み止め料ですね。
前の検査では造影剤は入れなかったし、痛み止めも打ってないのでその辺の料金が変わってきます。
検査処置費用自体の料金ははあんまり変わらなかったです。
通水テストはレントゲン撮影をしないため、「多分問題ない」「多分詰まってる」程度のわりといい加減な精度の検査です。
アヤセの診断も
「多分両方詰まってるかもしれない」
なんて、アバウトな診断でした。
選べるならレントゲン撮影付きの卵管造影がオススメです。
問題ない人ならそれで良いんですが、アヤセみたいに異常があると意味があまりない検査かもしれません💦
まとめ
子宮卵管造影検査は、そもそも子宮が正常に機能しているかどうかを確認できる検査です。
何か月もタイミング療法をとって、時間を費やしてきましたが正直
さっさとやればよかった
と思っています。
もし両方詰まっていたら今までのタイミング指導も完璧な無駄打ちになっていたわけだし、時間も勿体ないじゃないですか。
2度も痛い思いをしましたが、転院してしっかり再検査して良かったと思います。
この経験を踏まえて声を大にして言いたいことは
35過ぎてから妊活を始めたのだから、
初めから不妊治療院に行って検査すればよかった。
と言う事。
転院先の不妊治療専門院で行われた勉強会で、しっかりお話をしてもらったのですが
30代を後半になると、
女性の妊娠率は加齢と共に下がって行きます。
何となく妊娠を狙うなんてことをしてる場合じゃない
のです。
さっさと体の機能を確認して然るべき処置をしないとどんどん妊娠できなくなって行くので、イチ早く正しい知識を備えておくべきだったなと思っています。
子宮卵管造影は痛かったけど、
妊娠への遠回りを避けられると思えばなんてこったないです。
アラフォーから妊活をするなら即不妊専門院へ
アヤセはこの記事を書いている2020年4月時点で37歳、
普通の婦人科に11ヵ月通ってやっと最後に行った子宮卵管造影検査で「卵管ヤバいかも」って事を知りました。
右卵管が使えないのに何カ月も無駄なタイミング指導を受けていたって事なんですよね、ショックです。(仕方ないけど)
転院先の不妊治療専門院では、普通婦人科に通って11ヵ月までにやった処置をおおよそ1月内に終えました。
院の方針によって勿論違いますが、普通の婦人科は明らかに検査スパンが緩やかです。
患者に負担をかけないためか?『まぁそのうち出来るでしょ』と言わんばかりのゆったりさがあったと思います。
とはいえ、病院に通い始めた頃のアヤセには「いきなり不妊治療専門に通うなんて度胸は無かった」と思うので、この結果は仕方ないと思いますが💦
それでもそれでも、今更ながら
最初から不妊治療専門院に行けばよかった
とは思います。
これから妊活をはじめらえたり、既に進められてる方も。
どうか後悔のない活動になりますよう、願っています。