アラフォーから妊活を始めている37歳、アヤセです。
今回はクリニックで案内されたタイミング法の次のステップ
人工授精法AIH
についてご案内致します!
AIHとは何か
AIHとは、配偶者間人工授精法(artificial insemination by husband)で、配偶者の精子を子宮内に注入して行います。自然妊娠に近いタイミング法の1つです。
AIHはこんな人向け
AHIを行うのは個人の都合や医師の指導方法によって様々ですが、以下の状態の場合受けることが多いです。
- 一定の期間を過ぎても自然妊娠しない
- 男性側の不妊因子が多い
・勃起障害
・射精障害
・精子数値がWHO下限基準に満たない - 性交痛による性生活不全
- ヒューナーテスト結果で粘液不適合等がある
40代以降から不妊治療を始める場合はかなり早い段階でAIHを行う場合がありますが、20代や30代前半から不妊治療を行う場合は何回かの自然タイミング法を行ってから段階を持って進むようですね。
但し、この方法も女性が排卵出来る事と男性の精液に一定数値以上の余力がないと出来ないので、その条件が満たせない場合は体外受精に進むこともあるようです。
因みにアヤセは約1年の普通婦人科でのタイミング指導の末、転院している経緯と夫の不妊要因によりこの方法を勧められました。しかしながら、その後の精液再検査でAIHでも妊娠が敵わない位数値が悪くなってしまったので、先に夫を治療することに。
AIHの妊娠率
AIHでの妊娠率は約5~10%程と言われていて、あまり高くないようです。
回数を行う事により可能性は40代未満までの年齢で約20%まで上がるようですが、4~6回以上行っても妊娠に至らない場合は体外受精に移行する方が良いようです。
まぁ、
つまりは約80%妊娠しないって事ですね💦
・・・と言うとなんだか悲しいですが。
AIHでかかる費用
AIHでかかる費用について個人の体質や投薬、クリニックによって違いが出ますが、
約2万円位
と言われました。(事前のエコ―、排卵チェック代除く)
体外授精と比べるとまだ負担が少ない方法なので、この方法が試せるならやってみても良いかもしれません。
この他、事前に配偶者の感染症チェックなどが必要になり、血液検査代が約¥7000程かかるのでご注意ください。
AIHの具体的な施術方法
AHIの具体的な流れは以下の通りになります。
- 精子を採取
- 良好精子をピックアップ
- 子宮内へ精子を注入
施術日は排卵日(またはその前後)であることが前提ですが、このような流れになります。
また、都合が合えば時前にクリニックで卵胞を確認します。(当日の排卵確認の有無はクリニックによる)
提出した精子はそのまま入れるのではなく、良好精子をより分けて注入するようになっているため、シリンジ法よりは妊娠の可能性は高いようですね。
因みに、精子の提出は夫の来院による採取も可能ですが2時間以内※に病院へ運べるのであれば妻の提出でも大丈夫です。採取後数時間のピックアップ作業の後に注入を始めます。この時の精子は約半日位溶液の中で正常に保管できるそうです。
なので午前中に夫が来院、午後に妻が注入に訪れる事って時差来院も可能になります。
思ったよりタイトスケジュールにはならないので、共働きでも仕事の合間が作れる人はその方法で来院することもあるようですね。
※精子2時間生存のエビデンスはコチラ
大まかなスケージュールはこんな感じ
具体的なスケジュールを先にご案内しましたが、月の大まかな流れはこんな感じになります。
- 排卵前にクリニックで卵胞チェック
- 排卵予定日の精子提出と注入(必要なら排卵誘発系のお薬)
- 施術後約2日ほどの抗生物質投与
排卵前に一度クリニックで卵胞チェックが必要になるので、排卵予定の数日前に一度来院をして排卵日の見込みをつけたらその日がAIH実行になります。
AIHの副作用について
AIHの副作用について、人によりますが多少あるみたいですね。
【AIH副作用】
- 出血
- 疼痛
- 感染
基本的には器具を取り付ける際の外傷の問題になるようですが上記が副作用になります。
出血は多少してしまうので、来院当日は生理用パッドを下着に装着した方が良いとの事。痛みもの違和感等残ったりもするようですね。感染については予防に2日ほどの抗生物質が処方されますので、飲んで様子を見る感じになります。
また、排卵誘発で薬を使う場合はその副作用、多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群も注意する必要があるので詳しくは担当医とよく相談すると良いでしょう。
まとめ
以上が人工授精法AIHのレポートでした。
通常のタイミング法がうまくいかない!と言う場合に体外受精に進む前にまだ負担の少ない妊娠法として有効なので、主治医との相談の必要ならご検討ください。
1回数万円程度で済むので、びっくりするほどの負担にはならないかと思います。(いやそれでも高いけど)
アヤセも検討しているので、2020年4月に行う予定だったのですが💦残念ながら夫の精液検査の状態が悪かったので治療を挟むことになってしまいました。