現在、妊娠後期に入りに赤ちゃんの為に色々用意している最中です。
年末から帰省するためにお洋服や最低限の入院準備とかちょこちょこそろえて言っているのですが、ちょっとその前にいっちょなんか作ってみるかなと思いまして・・・
ファーストシューズ
に挑戦してみました。
「スタイ」とか「帽子」とか「おくるみ」とか用意される方多いかなと思いますが✨
ちょっと変わったものを用意したくて、検索したら出てきました。
と言う事で今回は、作ってみたファーストシューズのお披露目と作り方をご案内致します。
これからファーストシューズ作ってみたいなと思ってる方の参考になりますように。
ファーストシューズ
ファーストシューズは赤ちゃんが初めて履く靴の事です。
ファーストシューズにどんな意味があるのか諸説ありますが、子どもがこれから歩む明るい人生への願いを込めて贈るものとして重要に考えるお宅もあるようですね。
子どもが人生で食事に困らないよう贈る、銀の匙みたいな感じでしょうか。
また履ける履けないにかかわらずヨーロッパでは
「ベビーシューズを玄関に飾ると幸せが訪れる」
との言い伝えがあるようで、子宝に恵まれたいご家庭が願いを込めておいたりするそうです。
さてそんな素敵な願いが込められるならば、いっちょ作ってみるか!と言う事でさっそく型紙をそろえるところから始めてみました。
家庭で簡単にできるファーストシューズ作り
※イメージ
ファーストシューズは自作することも可能です。
勿論、きちんと歩くために用意するなら「製品の購入」をオススメしますが、歩かない子どもにちょっと履かせてみるようなのものでしたらすぐに手に入る材料で自宅で作ることは充分可能です。
因みに今回は自分でイチから材料をそろえた様子をご案内しますが、本格的な手作りキットも存在しているので失敗したくない人はそれでも良いかもしれません。
100均で揃う材料
今回は練習として100円均一で揃う材料で作ってから、上手にできるようなら革で作ろうかなと思っていたので、先ずはダイソーでこちらの材料を用意してみました。
【揃えた材料】
- フェルト
- 刺繍糸
- ワックスコード
- その他飾り(必要な人)(後でアレンジで紹介します)
靴の基本的な部分はフェルト、縫い合わせには刺繍糸、靴紐はワックスコードを用意しました。
ちなみに靴紐は結べるものなら、リボンでも、レザーコードでも何でも良いかなと思います。
以上の材料で制作に入ることにしました。
※この材料はあくまでも履かせるだけ、歩かない靴です。
※材料的に、歩かせたら滑るのでオススメできません。
予めご了承くださいませ。
それでは制作!下準備
フェルトの色はお好みのものでおつくり下さいませ~今回は茶色にしてみました。
チャコペンも100均で揃います、今回は白の鉛筆型にしましたが色の明るいフェルトならマーカータイプのチャコペンの方がオススメです。(水で消えるやつとか、放っておけば消えるやつがあります)
靴の型紙についてですが、『ファーストステップシューズ』さんが掲載している型紙を使わせていただきました。
型紙のダウンロードについてはパスワードを入れるとダウンロードできるものを問い合わせしたのですが、残念ながら町田さんからお返事が無かったのでサイト内に唯一掲載されていた一番簡単な型紙を参考にリメイクさせてもらいました。型を引き直して、ファーストシューズさんには無いフリンジ付きのものを制作します。
一応サイトの規約も確認させていただきましたが、型紙から作った作品自体は販売したり、参考にしたものを掲載する事自体は問題なさそうだったので、今回はアヤセ改造版でご案内です。
※同人誌みたいな感じになるかしら・・・一応親告罪が前提なので著作権法の範囲内のハズ。
靴底面は違う色を使った方がかわいいかなと、小さなフェルトも用意。小さくて色が沢山入ってるのも便利ですね♪
この多色詰め合わせフェルトもダイソーで揃います(あとセリアにも似たようなものがありました)
今回はブラウン系で統一するため本体よりちょっとだけ濃い色で試すことに。
と言う事で、必要なパーツはこんな感じで取りました。本体、靴底、中敷き、モカ部(天面)
このパーツを縫い合わせれば完成です。
穴開けしますフェルトなので穴開けないでも縫えるんですが、結局穴をあけた方が綺麗に仕上がるようなので穴あけをオススメします。
今回は4ミリピッチで穴を取りました。
初心者用の目うちでも4ミリピッチがオススメなので、多分これは間違いない筈。
型紙の上からこんな感じで穴あけです。穴あけには千枚通し(目うちでもいいよ)を用意して、下にゴム板や雑誌を敷くのががオススメです。
今回は100均のハンコ用ゴム版 を使ってみましたが全然ダメ!!
レザークラフト用のゴム板の方が絶対に良いかなと思います。
こういうのが無いと作業台に穴が開いちゃいますの💦💦
\コレね/
モカ部にも穴開けます穴の数を間違えないようにしっかりと型を合わせて開けて行きます。
因みに、穴はポンチで開くかなって当ててみたんですが💦
布が柔らか過ぎて全然ダメでした(笑)
こんな感じでしっかりあけましょうね👍たまにフェルトの性質上穴が消えちゃうので、都度千枚通しでブスっと刺し直して作業を進めます。
縫い合わせ!
素材を切って穴をあけたら、縫い合わせ(組み立て)に入ります。
先ずは本体と靴底。
今回はフェルトを使うのでマチ針でとめながら縫い合わせます。
チャコ跡は作業中に消えちゃうので、しっかりと入れて作業するのがオススメ!線が無くても縫えますが、線入れた方が断然仕上がりは綺麗でした。
大体4~5ミリ位の場所に線を入れて縫い合わせです。
平縫いだけでも良いですが外側も縫い留めた方が綺麗にできたので写真のような感じで、今回はそれで。
本来革製品だと糸の両側に針を刺して縫い合わせて行きますが、フェルトで作る場合は針1本の普通縫いで大丈夫かなと。
この辺はお好みで。
フリンジのカットフリンジ(靴についてるフサフサのアレ)をつけるので、カット!
フリンジ幅を3ミリと4ミリとで悩みましたが、4ミリの方がバランス良かったのでそれで。
底面縫い付けとフリンジカットが終了材料はこんな感じになりました。
いよいよ本体を立体に組み上げて行きます!そうそう、写真では針1本しか写っていませんが、モカ部縫い合わせは針2本使って縫って行きます。
針の端を端に針をつけて、足の甲に当たる部位ですね、穴あを空けた部分同士を縫い合わせて行きます。
針を入れた部分、両端からループさせたら次の穴へ。次の穴も通したら、また両端をループさせて次の穴へと進めます。
この作業、穴をあけずにチャコペン跡で行けるかなと思っていたのですが💦
チャコペン跡はガンガン消えて行くし、針が思ったところに刺さらずガタガタになるので、面倒ですがやっぱり穴はあけておいた方が良いです。
始点から、2つ目の穴を縫い合わせたラこんな感じ。内側はわりとまっすぐで外側が綺麗なギャザーになるよう丁寧に縫い留めて行きます。
面倒ですが、1針1針進めます。穴が消えたら千枚通しや目うちで再び穴を復活させながら進めます。
モカ部縫い終わるとこんな感じ👍コツが要りますが、慣れてくると綺麗なヒダが出来るようになってきます。
このヒダを綺麗に作るためにはきちんとした穴あけと、丁寧な作業が重要になります。
あと、モカ部のベロ部分はステッチを入れました。入れなくても仕上がるんですが、ステッチを入れた方が生地のハリがでますし綺麗な仕上がりになります。
この部分は普通の縫い糸で平縫いしました。
モカ部が縫い終わったらカカトに入ります。裏側最下部の穴から糸を通して、斜めに縫いあげて上まで来たら縫い降ろす感じですね。
余談ですが、コレも針1本で行ってますが実際に革を縫う際は糸の両端に針をつけるやり方で、最上部の穴から縫い降ろして最下部でとめています。
フリンジの仕立てを行いますフェルトは裏表あんまり変わらないので、そのままくるんと外側に倒してフチ2ミリの所をぐるりと縫いました。
折り返す前と折り返した後の比較フェルトなのでマチ針で固定しながら縫って行きます。
※そのままやるとクタクタで縫いにくいので、靴の中に詰め物をしながらやってます。
縫い初めはモカ部接合の終点から、縫います。さっきのベロと同じで、フチは縫っておいた方が出来上がりの形が綺麗に仕上がるんですよね。
で、向こう側のモカ部終点まで縫い上げるとこんな感じ。100均の1ミリフェルトなので、結構エッジの立った仕上がりになりました。
たぶん、組み立て用キットのフェルトは2ミリ厚位のものかな・・・
紐を通して完了です👍100均のワックスコードの予定でしたが、手持ちの在庫にレザーコードがあったのでそちらにしてみました。
※写真奥に映ってるのが100斤のワックスコードのタイプです。あとで比較します。
フリンジ部分縫う前と出来上がり比較もう片方も待ち針固定してぐるっと縫い糸で縫い上げます。
同じ作業を繰り返せば完了です。
順番は先でも後でも良いですが、中敷きも用意しました。中敷きは遊びを入れたかったので黄色い刺繍糸でブランケット縫い。
違う色のフェルトであしらっても可愛いかもしれませんね。仕上がりはこんな感じ。
縫わなくても良いのですが、やっぱり靴っぽい仕上がりを目指すなら用意した方がそれっぽくなりますw
中に設置かわええw
出来上がり!
と言う事で、
出来上がりです♪
フェルトや糸、靴紐を変えると違った印象になるのでこの辺は好きにアレンジすると個性が出てくるかもしれませんね☆彡
靴紐はワックスコードの方がハリがあるので可愛い仕上がりになったかなと思います。
レザーコードにすると、しっとり感が出て落ち着いた雰囲気に。
これ作り終えたらフォロワーさんから
「ミネトンカの職人ですか?」
って聞かれちゃいました♪ありがとうございます。
アレンジ色々
色々アレンジして作ってみました☆彡
全て試作品ですが、白いフェルトと茶色いフェルトで7足ほどやってみました。
立つ前の赤ちゃんへ、記念撮影用位ならいけるかもしれませんね♪
※フェルトは滑るので、この靴で歩かせちゃダメです。
ちょっとだけ紹介しますね。
茶色の試作茶色いフェルトでやってみたシリーズ♪
フリンジ2足と、靴っぽいの1足。
靴っぽい1足はピンタレストで掲載されていたものを参考に、またデザイン引き直して作りました。これもまだダブつきが見られたのでもう一度型紙設計し直して作る予定です。
足の縫い合わせも良くないので、改良の余地ありですが、モカ部と編み上げはこっちの方が好みかな。
白の試作白のプリプリシリーズ♪
白のフェルトはフリフリを後付けしてみました☆彡
フリルは足首部分と、モカ部のベロに普通の糸で装着しています。
因みに、フリルもダイソーの手芸コーナーで見つけて購入、星のビーズも同じくです。
紐やリボンは手持ちのものでやってます。
リボンは3ミリリボンだったけな・・・以前パッケージに携わる仕事をしていた関係で、家にそこそこ所持している在庫から引っ張ってます。
この道具は手芸屋さん又はシモジマのパッケージコーナーなどで買えるかなと思います。
プリプリピンク♪女の子用にピンクと紫の靴を用意してみました♪
キキララちゃんみたいで可愛く仕上がったかなと思います。
プリプリブルー☆彡お腹の子が男の子なのでブルーも用意しました、この色なら男の子に履かせられるかな?
と言った願いを込めて水色も作ってみました。
何個か作って、安産のお守りにママにあげようと思います👍
1作目と比較
イイ感じの仕上がりになったかなと思いますが、ここで
1足目と試作7作目と比較。
左の白いのが1足目です。
1作目なのでどうやって縫って良いのかわからず、モカ部がガタガタになってるのがわかるかなと思います。
こういった事を踏まえて“穴をあけて縫い上げる”のをオススメします。
面倒ですが、コツとしては大切な事かなと。
あと細かい話ですが、左側はWEB上から戴いてきた型紙。左側がアヤセが自分の好みに引き直した型紙から制作しています。モカ部のベロがガツンと長くなっているのが特徴です。
そしていよいよ本番👍
本番!革靴づくり
折角なので革でもやってみたいなぁと東急ハンズや通販で材料を用意してみました。
初心者だったのでビビってハギレを入手(東急ハンズ)
フリンジにするため、スエード生地で。
あと、菱目うち買いました!革を縫う際に必要なツールで、菱目うちを使う事によって
均一で綺麗な縫い目が出来上がります👍
\コレね/
目うちは2mm巾の4ミリピッチ、4穴と2穴を用意しました。初心者で小物程度の創作なら一番都合の良い大きさらしいです。
あと、購入直後は樹脂の保護膜がついてるのでコレは爪を立ててぺりっと剥がしました。
※必ずゴム板の上でやってください。
\コレね/
あと、革用のハサミも買いました♪ついでにフェルトもこれで切ってます♪快適👍
\コレね/
それでは組み立て!
今回使用したのがハギレだったので1足取るには若干足りない感じ💦
なので右側のカットを見て頂いてわかる通り、かかと部分は場所を変えて取り直ししました。
※購入したのがカット革じゃなくて、本当にボロボロのハギレだったのでこんなことに💦
あと縫う前に撮影したかったのですが、ウッカリ底面を先に縫っちゃいました。
因みに縫い穴に関して、モカ部やカカトは目うちで穴をあけています。穴あけ部位は写真参照↑
穴開けるのも力が要るので、手のひらに穴が開くかと思った(笑)
菱目うちで開けたいところですが、ピッチを変えて穴数を揃える必要があるので・・・そういった場合は目うちで開けてしまう他なかったんですよね。※1本の菱目も存在しますが今回は目うちで。
そんな感じで、黙々と組み立てます。
見よ!コレがフェルトで鍛えた技じゃ!
フェルトで7足も作ったのでさすがに組み立てはサクサク仕上がります。
フェルトと違って、変な所に針を刺してしまう事もないので革の方が逆にやりやすかったかもしれません。
因みに、縫い合わせに使った糸と針は革専用のものを用意しています。
\糸はコレ!/
写真のは東急ハンズで購入、同じのが見つからなかったのでとりあえず0.8mmの細糸があれば良いかなと思います。
\針はコレ!/
クラフト社の細針、初心者の小物づくりには良いかなと思います。
で、菱目うちの出番ですが・・・モカ部のベロと、フリンジの所に打ちました。
100均のゴム板だと全然ンダメで💦段ボール&雑誌&防音用のコルくマット敷きながら打ちました。
※菱目打つ際にゴムハンマーも必要でしたが、100均で揃いました。
あと、フリンジは折り返しで作ると裏面が表に出てきちゃうので、仕方なくカットして表面同士を縫い合わせる事にしました。
この辺はフェルトと同じ、という訳には行きませんね。折角型紙取りましたが、革でやる際は型紙を引き直した方が良さそう。
制作の行程はフェルトと大体同じ感じで仕上がりました👍紐を結んで完成です♪
紐は近所で購入したレザーコードです。
革靴完成
と言う事で、無事に
革靴の完成です♪
もっと色々やりたいことはあったのですが、もう30Wも超えて妊娠後期に入ってしまったのでこれで産前の靴づくりは最後になりそう💦
何とか本番の革靴仕上がって良かった!
良かったら裏側もご覧ください♪足りなかったかかと部分も、何とか綺麗に張り合わせられました。
フェルトよりハリがあったので、フリンジのガタつきはごまかせませんでしたが全体観としては綺麗に仕上がったかなと思います。
底面はこんな感じ。本来銀ペンか何かで線を引くらしいのですが、今回はチャコペンで線を引いて型を取りました。なので、底面が大きく仕上がってしまったのがやや反省点です。
そうそう、底面の針入れですが、5mmと3mmでテストしましたが3~4ミリ位の方がミニ靴は仕上がりが綺麗になるようです。
これにて、ファーストシューズの製作は完了です🙌
まとめ
今回はファーストシューズづくりに挑戦した内容をご案内しました。
初めてからでも、ここまでは出来るようなのでこれから作られる方の参考になれば幸いです。
型紙については、人様からのアレンジものなので掲載は致しませんが💦
問い合わせいただければPDFのご案内やコツについて説明は可能なので良かったらTwitter等にご連絡いただければ幸いです。
もうすぐ出産と育児に入ってしまうのでお返事が遅れるかもしれない事だけ、ご了承いただければ幸いです。
また、100円均一のキャン★ドゥでも手作りキットがある事を確認しています。フェイクレザーで作るミニシューズ👟
良かったら探してみてください♪




と言う所で、今回のごあんないはここまで!
アヤセ