妊活をするときに行う初期スクリーニング。
問題ないか事前に検査する奴ですね、血液を採取したりレントゲンで色々見たりするアレです。
今回はそのうちの1つであるプロラクチン検査に引っかかり「高プロラクチン血症」と診断されて投薬が必要になったので、
『高プロラクチン血症』
についてレポート致します。
放っておくと不妊の原因になり得る症状です。
因みに、初期スクリーニングがどんなものかについては以前にレポートしているので良かったら下記リンクからご覧ください。
高プロラクチン血症とは
プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)は、脳下垂体から分泌されるホルモン。
出産後に多く分泌され、乳腺を刺激して母乳の分泌を促進する働きがあります。
産んだ後は育児に専念し、次の子供が即出来てしまうようなリスクを低減させている・・・と言った感じ。
稀に妊娠や出産をしていない時でも過剰に分泌されている事があり、
それが『高プロラクチン血症』です。
不妊の原因になる高プロラクチン血症
高プロラクチン(PRL)血症は排卵障害、月経異常、黄体機能不全や流産の原因になり、正常な人に比べて胚質が低下すると言われています。
このプロラクチンの数値次第で妊娠できるかどうかの確率も変わってくるため、チェック項目としては大変重要な要素です。
プロラクチン検査は初期スクリーニングで出来る
プロラクチンの検査は基本的にクリニックの初期スクリーニング項目に含まれていますし、もし項目が無かったらお医者さんに希望を伝えれば行う事が可能です。
採血による検査を行います。
但し、この検査は生理中に行うのが一般的なのでクリニックに行ったその日中にできるとは限りません。あらかじめ承知したうえで生理中の期間に臨んでください。
検査の価格
検査の価格はクリニックによって若干違いますがプロラクチン検査だけであれば
約¥3,000前後で受けることが可能です。
但し、プロラクチン検査にLH/FSH検査を含める下垂体前葉負荷試験付きの検査をすることもあり、その場合は
約¥12,500程かかりました。
お伝えした通り、妊活における重要な要素の1つなので迷わず受けておくことをオススメします。
高プロラクチン血症と診断された!
困ったことにアヤセはこの『高プロラクチン血症』と診断されてしまいました。
上の写真は以前に通っていたクリニックでの検査結果で、下垂体前葉負荷試験を用いての検査を行った結果です。(お高い方の検査)赤い枠の中にアヤセのプロラクチン数値が表示されています。
プロラクチン基準値について💦ゴメンナサイ調べてもアヤセはよくわからなかったのですが先生の手書き部分(100)を超えちゃいけないみたいなんですよね。
で、アヤセの不可試験後の「プロラクチン2」という数値が299.0と表示されているので完全に異常値なんだとか。クリニック歴代3位の異常値とか意味の分からん称号を戴いてしまいました(笑)
高プロラクチンと診断されたので、勿論正常値にしなくては妊娠の確率が低いままなので、お薬を処方されまして、以後服用を続けています。
ただ、この高プロラクチン血症は月経不順を含めて様々な症状を伴うとされてるんですが・・・アヤセ月経は約28~32日周期と普通ですし、量も多すぎず少なすぎず困ったことはありません。本当かどうか疑わしい感じです。
と言う事で、納得がいかないままお薬を飲み続けていたため、
不妊治療院に転院すると同時に再検査をしてみました。
プロラクチン再検査結果
コチラがアヤセのプロラクチン再検査結果(安い方)です。
プロラクチン用のお薬を飲んでいる状態だったためか?不可試験無しで計測になりました。
結果が5.610ng/ml≦29 だったので、正常値。
但しコレはお薬服用の数値なので・・・先生曰く
高プロラクチン血症じゃない人はマイナス数値になる位低くなるので、
お薬を飲んでる状態で正常値ならば、高プロラクチン血症の状態。
「やっぱり飲んでないとダメですね」
との事。
結果
お薬やめられませんでした!
残念ながら、これからも出産まではお薬を飲み続けなくてはならないとの指導をいただきました。
残念です。
高プロラクチン血症の原因
高プロラクチン血症の原因は様々あるようで、残念ながらアヤセの原因解明は出来ないみたいです。
ストレスなども原因になる様で(思い当たる節がいっぱいありますが)俗にいう「妊活やめたら子供が出来た」とかいうジンクスは妊活ストレスにより高プロ状態だった人が解放されて妊娠に至る・・・という原理らしいです。
しらんけど。(笑)
高プロラクチン血症のお薬
高プロラクチン血症はお薬で数値を安定させることが可能なので、勿論アヤセもお薬を処方してもらいました。
今回は、①前に通っていた普通の婦人科でのお薬、②現在の不妊治療専門院で出されているお薬の、2点と副作用についてご案内致します。
1.ブロモクリプチン
最初に処方されたのは『ブロモクリプチン』というジェネリック薬。
アヤセ、ジェネリック薬がスキではないのですが先生の推しでこの薬になりました、謎です。
この薬は1日1錠服用するタイプと指導されました。
副作用
副作用としては吐き気、嘔吐、便秘、食欲不振、胃部不快感、めまい、けん怠感、興奮、不安感、不眠、頭痛、ジスキネジア(舌や口周囲などの異常運動)、口渇、発疹、視覚異常を伴うそうなので、夜寝る前の服用を指導されていました。
なので毎日夜23時にアラームをセットして、葉酸サプリなどと一緒に服用していました。
副作用があんまりにも強いので、飲み始めは最初の1週間は1/4、そして次の週は1/2、そして次の週は1錠・・・と少しずつ量を増やす形で飲みました。
(^^;)このお薬更に公式の副作用に書いてないのですが、めっちゃ太りました。体重が2か月で5~6キロ太りまして、以後下がる気配もなく。困りました。
更に、副作用が朝までに治らない日はお仕事が進まなくて困ったので、もう二度と飲みたくないお薬ですね💦
2.カベルゴリン
転院したので、お薬を変えました。
現在服用しているのは『カベルゴリン』、この薬もドーパミンに作用してプロラクチンの分泌を抑制するお薬です。
このお薬は1週間に1錠の服用でOKとの事。
副作用
カベルゴリンの副作用としては吐き気、便秘、胃部不快感、頭痛、ふらつき、病的性欲亢進、立ちくらみ、動悸、浮腫、息苦しい、ほてり、発疹などが挙げられます。
飲んだ感じ、『ブロモクリプチン』程の副作用を感じないので、前の先生が何で毎日服用しなくてはならないジェネリックを指導したのか不思議でなりません。
お薬を飲みたくはないですが、続けるならコチラの薬の方がアヤセには合っていたようです。
お薬の処方やお値段の不思議と疑問
今更ですが、普通の婦人科の先生が何故服用回数も副作用も多いジェネリック薬を処方したかがとても不思議です。
副作用については100歩譲って個人差があるとはいえ、薬価について『ブロモクリプチン』は1錠約15.7円で、『カベルゴリン』は1錠約35.8円との結果がおくすり110番で確認できました。
週で計算すると『ブロモクリプチン』は109.9円、『カベルゴリン』はそのまま35.8円なんですよね💦こういった計算をすると必ずしもジェネリックが安くなるとは限らないのですよ。
割高のお薬をオススメしたのは何で???
医師の処方で結局どっちの薬でもOKならば、副作用が少なくてお安いお薬を選びたいのは当たり前ですよね。
正直毎月処方箋料や処方箋薬局の料金を徴収されているのも負担を感じていました。
申し訳ないのですが、知らないからと先生とお友達の薬局さんの利益をとられたように思えてなりません。(お医者様名は出さないのでここは言わせてください)
こういった事も含めて、自分がいま何の指導を受けているのか、どういった治療で、どのような処方をされているのか。と言う事を、お医者様の指導を鵜呑みにせずに常に自ら興味と疑問を持ち、調べて認識した方が良いなと感じました。
こんなんだから、クリニックに通って2年経っても妊娠しない体に気が付けず、無駄な時間を過ごしてしまったんだなと思います。
反省。
まとめ
以上が妊活初期スクリーニングで行う「プロラクチン検査」『高プロラクチン血症』についてのご案内でした。
多くはないとはいえ、アヤセまさかの異常値対象者だったので驚いています。
これから検査される方や、まだクリニックにかかった事のない方はこの「プロラクチン」についても是非チェックしてみてください。
検査結果でこれからの妊活方針に大きく影響します。
それでは、良い妊活ライフをお過ごし下さいませ。